ゴム理論入門コース

ゴム理論入門コース:「入門コース -いまさら聞けない天然ゴムの構造と物性の関係-」

(講師:長岡技術科学大学 河原成元 教授)

天然ゴムの構造と物性の関係に関する研究はいつから始まったのであろうか。天然ゴムの構造に関する研究はFaradayが実験式としてC5H8を報告した1826年から始まり、天然ゴムのゴム弾性はGoughがゴムの熱弾性を報告した1805年から始まったと誰もが答えるであろう。それでは、天然ゴムの構造と物性の関係に関する研究はどうであろうか。ここでようやく、天然ゴムの構造に関する研究と物性に関する研究がそれぞれ独自に行われてきたことに気が付くのではないだろうか。この入門コースでは、天然ゴムの構造、物性およびそれらの関係に関するこれまでの研究を概観し、カーボンニュートラルな原料として天然ゴムをどのように使えばよいのかを解説します。どなたにも今後の業務に役立つ情報が満載ですので、皆さまの聴講をお待ちしております。