第35回エラストマー討論会はトピックテーマとして「放射光利用技術」のテーマを設けました。新しい未来を拓くための放射光利用技術について、本テーマに関わる基礎から応用技術まで幅広く活発な議論が行われることを期待しています。本テーマの設定意図は以下のとおりです。会員各位の多数のご発表をお待ちしております。
「放射光利用技術」
1997年にSPring-8が世界最高性能の大型放射光施設として国内外に提供され始めてから非常に多くの研究がなされてきました。そして2024年に提供が始まった次世代放射光施設であるNanoTerasuでさらに様々な研究が進むものと期待されています。 SPring-8が硬X線向け(構造がわかる)の施設であるのに対し、NanoTerasuは世界的に日本が遅れていた軟X線向け(機能がわかる)の施設で現在注目を浴びています。このような放射光を使ったゴム、エラストマーでの研究成果も増えてきており、将来を拓く技術の一つなってきておりますので、多数のご発表、ご聴講、活発なご討論をお願いいたします。